つなげる事
海馬という本を読んだ。
脳科学者・池谷裕二氏と糸井重里氏の対談形式で書かれた本書「海馬」は、脳の一部「海馬」の機能を中心に脳や記憶について本当に判りやすく示してくれる。面白いテーマや切り口がたくさんあって、とても興味深く読めたのだが、中でも興味深く頭に残っているのが、神経細胞の受け側と発信側のつながりの話で、基本的に受け側が受け入れないと発信側からのシナプスはつながらないと言う部分。コレを人間関係や情報伝達に例えていたのだが、正に一般論に置き換えても納得の話なのだ。
例えば、Aという人がどんなに有益な情報を発信していても、聞く側のBに聞く気がなければ全く意味のない情報であると言うこと。これが、脳の本質的なしくみであることにちょっと感動すら覚えた。逆に言えば、脳の場合は別にしてもコミュニケーションや商売とした場合に、いかに受け入れてくれる人を見つけるか、又は受け入れてくれる体制に持っていけるかと言うことが大事であることを改めて認識させられた。
何度か読むと、まだまだ色々な気付きの得られそうな面白い本だった。